ライシン 【本店】~スタッフレビュー ライシンの焚き火台をキャンプ初心者が使ってみた ! 焚き火台 LS-BONFIRESTAND

焚き火台とBBQコンロの違い、両方必要なの?簡単に組み立てられる?

先日、大人になって久しぶりにキャンプに行きました。
手際よくテントを張って、いろいろと仕込んできた素材を慣れた手つきで調理する友人を見て、ワクワクな『キャンプ初心者』の私。 屋外で過ごすこと、調理すること、食べることって、こんなに気持ちが良かったんですね。
インドアな私には、すべてが新鮮に感じました。

そんな、久しぶりなキャンプを経験して、アウトドアっていいな~と思った矢先に新発売となったライシンの焚き火台。 これはレビューしなくては!
初心者すぎて「焚き火台」と「BBQコンロ」の違いもよくわからない私ですが・・・私でも使えるのか、試してみました。

アウトドア

2023.05.19

ライター : koma


聞いてみた

まずは、キャンプ経験者で今回の焚き火台の担当者に話を聞いてみることにします。

キャンプ

焚き火台って何?BBQコンロとは何が違うの?


──

とても基本的なことから聞いてしまうのですが、焚き火台って・・・何ですか?BBQコンロとは別のものなんですか?

焚き火台も色々とあるんだけれど、基本的な焚き火台っていうのは炎を見るためのものですね。薪を使うことが多いです。
だから低い位置にあるし、調理はおまけ程度。火を見ながら食べたり飲んだり話したりってかんじです。

焚き火

普段の生活で同じ位置づけのイメージだと、リビングダイニングにある暖炉やキャンドルなどですかね。絶対必要ではないけれど、あると嬉しい、ワンランク上の雰囲気を感じられるものです。

それに対して、BBQコンロは調理道具です。炭を使って肉や野菜を焼いたり、ダッチオーブンで煮込んだり、燻製機を乗せてスモークしたり。

BBQ

これはキッチンのIHやガスコンロのイメージです。
なので、火を使うのは同じですが、用途的には別のものです。

──

BBQコンロは絶対に必要なものですが、焚き火台は必ずしも必要ではない、というかんじですか?

うーん、0か100かで言うと・・・、そうなりますね。

BBQ

でもキャンプしていると、ぼーっと火を見ていたくなりませんか?キャンプ独特だと思うんですよ、焚き火って。

──

そうですけど、両方持っていくには重いし、場所取るし、予算も掛かってしまいますよね。なかなか初心者には手が出せないと思うんです、けど・・・。

それは、よーくわかります。
バイクで行くソロキャンとか、荷物は最小限で行きたいですからね。
でもね、はじめに「基本的な焚き火台」と言いましたが、最近は変化が起きていまして。 両方のいいとこ取りをした焚き火台が多くなってきてるんですよ。

──

いいとこ取り、ですか?

はい。調理もできるという、BBQコンロと焚き火台の『2WAYで使える焚き火台』です。
今回はライシンの焚き火台もそういう要望を反映させています。 簡単に組み立てられるので、初心者の方もすぐに使えると思いますよ。 外にあるので、使い心地を試してみましょうか。



使ってみた

ということで、BBQコンロと焚き火台の「いいとこ取り」という新発売のライシンの焚き火台。 早速試してみましょう!

内容物、大きさ、素材の印象は?

外箱は思ったよりコンパクト。

外箱
コンパクトだけど、ずっしり

もっと大きいと思っていたので、意外でした。でも重さはずっしり。しっかり10キロはありますね。



組み立ててみる

パーツは厚みがあってしっかりしているので、無骨でタフなかんじ。色は現時点ではブラックのみです。

パーツ
▲こちらは実際に撮影で複数回使用した台です。

動画だとよく分かりますが、工程が少ないのでとても簡単です。

画像で説明すると・・・

横板

まず本体を広げたら、側面を左右に差し込みます。空気穴のフックが外側になるように向きを確認してくださいね。
そのあと底面を入れます。

完成

2本の棒を差し込みます。 網(小)をセットしたら、完成です。
簡単!



火が見たいとき、調理したいときって火の高さが違うよね。

焚き火

焚き火をするとき、本体は低い位置だけど炎自体は美しく、かつ、よく見えるようメインで燃やしたい。
調理するときは本体は高めの位置にあったほうが腰にも優しいし、作業もしやすい。
だから焚き火台の脚の長さも調整したいし、火種の位置も調整が出来るようにしたい。

それに加えて、火力の調整も出来たほうが調理するのに良いよね・・・っという要望が出たんだそうです。ん~!欲張りですねぇ。 で、それ全部叶えちゃったそうで。

えっ・・・焚き火台の脚の長さが伸びる?!
本体は重そうですが、私でも一人で簡単に出来るんでしょうか。
実際にやってみましょう。



脚が伸びて高さが変わる

伸びる

この焚き火台の、この部分、脚が伸びるんですよ!

まずは動画で見てみましょう。



静止画ではこちら。
脚を開き、脚の突起を押し込みながら、くるっと回して伸ばします。

くるっと回す
脚伸ばした時
脚伸ばした時

この状態にしてから、通常と同じように側板、棒と網(小)を乗せて組み立てます。

脚伸ばした時
ずいぶんと高くなりますね。

はい、どうでしょう?(すし○んまい!みたいなポーズになっちゃいましたが・・・)
通常は膝くらいの高さですが、伸ばすと腰下くらいまで高くなりました。
これなら立って調理しても、腰への負担が減らせそうですね。

【注意】
本体の脚を伸ばしてから組み立てます。
組み立ててから、後で脚だけ伸ばそうとすると、
・棒や網が落ちてしまう
・脚が他のパーツに干渉して伸ばしにくい
ので危険が伴います。
必ず、先に脚を伸ばしてから、組み立てましょう。


火種の位置を変えられる

2本の棒とまき網

焚き火台に刺すこの2本の棒。これに網(小)を置き火種をセットしています。
だから、棒と網(小)の位置を変えれば火種の高さも変わるというわけです。

火種の位置調整

一番深い位置(網(小)を置かずに底板に直接火種を置く) から、一番高い位置まで4段階調整が可能でした。
これならBBQが終わったら火種の位置を高くして、炎がよく見えるようにできますね。



火力の調整はどうするの?

調理の際は、セオリー通り"火種の位置が食材と近ければ強火、遠ければ弱火"と使い分けができます。
ほかにもこの焚き火台だと空気穴の開け閉めでも火力の調整はできるんです。

空気穴

この空気穴のリングを回して開閉します。
使用中は火傷の危険があるので、付属の側面用ハンドル、菜箸や軍手を着用して引っ張ってください。
開けると空気が通りやすくなって強火に。閉めると弱火になります。



調理方法が沢山あると、楽しみも沢山ある

BBQをするから、焼き網か鉄板しか使わない?
いえいえ、棒を2本置いて、五徳替わりに使いましょう。 真ん中の位置はもちろん、片側に寄せても使えます。

五徳の位置

間隔を狭くとると、小さい鍋ややかんを乗せられます。 間隔を広くとれば、ダッチオーブンのような重くて大きい鍋も置けますよ。
また、金属製の長い串も乗せられるので、魚の姿焼きやBBQ串なども焼くこともできます。
マシュマロなどを炙ることもできますね。
BBQコンロと同じように色々な調理器具が使えるので、料理のバリエーションも増えそうです。



片付けてみる

今度は撤収作業をしてみます。
使い終わった焚き火台、さてどうしましょう。
まずは、焼き網や鉄板・棒などは、布や紙で拭き大まかにきれいにした後、洗い場で水洗いします。 設備の整ったキャンプ場ならば、灰を捨てる「灰捨て場」があるので利用します。

では炭捨て場のない施設の場合はどうしましょう。
その時は灰は持ち帰ります!そのために火消し袋が付いていますよ。 結構大きいサイズですね。

火消し袋 火消し袋

耐熱・耐火性があるので、鎮火後の予熱が多少あっても灰や燃えカスを入れることができます。 (とはいえ万が一ということもありますから、基本的には消火して素手で触っても大丈夫なくらい冷めてから入れたほうが安心です。) 灰を持ち帰ったら、お住まいの自治体の指定に従った方法で捨てましょう。

焚き火台本体は灰もこびりついているのでキャンプ場の洗い場で洗いたくなりますが、自宅に帰ってから拭いた後に洗うのがベターです。 これくらいいいのでは?と思いがちですが、少しの量でも灰を専用外の洗い場に流すとすぐ詰まってしまうんですって。
施設によってそれぞれ指示があると思うので、ルールを守ってきれいに使いましょう。

灰を片付けたら、今度はサイドパネルや底板を外し、本体を畳んだら、収納袋へ入れていきましょう。

収納袋 中は3つに分かれていてパーツごとに収納できます。


肩に掛けると持ち運びやすいです。大きさのイメージはこんなかんじ。

肩掛け スタッフ身長:約163cm

このようなかんじで、特に問題なく、一人で順調に組み立て~片付けができました! これなら初心者の私にも使えそうです。

この焚き火台を使ってみて、BBQコンロと、ベーシックな焚き火台と比較してみました。

比較表

一台で二役で使えるのは本当でしたね。

まとめ

ベーシックな焚き火台も雰囲気があって素敵だと思います。 ライシンの焚き火台も、良いとこ取りで便利だと思います。

使う場所、持っていける量、移動手段、使用メンバーによりきっとチョイスは変わるもの。 もし、2WAYで持ち物を厳選したい場合には、ライシンの焚き火台は安心して使えると思います。

私は使ってみて、複雑な組み立てもなく、高さが変えられることが気に入っています。 腰が痛くないってすばらしい!
火消し袋も初心者だと用意していなかったりするので、付属しているのも安心でした。

ブラックで力強い印象の焚き火台、使うほどに味が出てくるので育てる楽しみもありますね。
無骨でタフなデザインが好きな方におすすめです。

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