【 ライシン 】スタッフレビュー フチが立つアウトドアシート、使ってみた!

フチが立つアウトドアシート(ピクニックシート/レジャーシート)の使い心地、他のシートとの比較をレポートします。

様々なアウトドアや屋外イベントで使えるアウトドアシート(ピクニックシート/レジャーシート)って便利ですよね。
砂や土、朝露で湿った芝生などに座ったり荷物を置いたり。 使いたいシーンに合わせて数種類持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は新発売のアウトドアシートの使い心地、他社のシートとの比較をレポートします。

アウトドア

2023.9.29

ライター : koma



どんな商品なの?

大判で使いやすい


まず大きさを見てみましょう。
フラットな状態で192cm×192cmの正方形です。
(フチを立てると、174×174cmになります。)

ライシン アウトドアシート モスグリーン フラットな状態。
4人 大判なので、フチを立てても大人4人位は余裕で座れます。

2人 2人だとのびのび使えます。四隅をペグ打ちすると、さらにフチがピンと張りのある状態になります。


このシートの強みはフチが立てられて自立すること


自立 スナップボタン

外側が7.5cm、スナップボタンを留めることで立ち上がります。
程よい厚みがあ、シートだけで自立するウォールアップ仕様。



立てたままペグ打ちできる

フチが立つことで、土や砂、落ち葉やアリなどの虫の侵入を防ぎやすくなります。 一方で風の影響をより受けやすくなります。
でも大丈夫!
フチが立ったまま、ペグ打ちして地面に固定できました。
荷物を置いておかなくても風でめくれたり飛んでいってしまうことがなくて安心ですね。



フチを立てると本当に砂などが入りにくいのか検証
「フラットな状態」と「フチを立てた状態」で周りを10周歩いた時、シート内に砂などの侵入の違いを観察しました。

フチを立てた状態のほうが、人の移動や風などで異物が侵入しにくいです。

フラットな状態 前
フラットな状態 後

「フラットな状態」で周りを10周歩いた後は、パッとみて30個くらいの砂粒が確認できました。

フチを立てた状態 前
フチを立てた状態 後

「フチを立てた状態」で周りを10周歩いた後は、5個くらいの砂粒が確認できました。
フチを立てただけですが、随分と異物を防げるということがわかりました。



フチを立てた内側にペグ穴がないから砂が入りにくい


ペグ穴 ペグを打って穴をふさぐ必要がなくなりました。

今まではフチを立たせた内側にペグ穴がありました。
これだとせっかくフチを立たせても、ペグを打たないと穴から砂やアリが入ってきてちょっとストレスだったんです。
今回のアウトドアシートはここを改善。
ペグ穴はシートの角のみ残し、フチを立てた時に底面の穴はなくしました。
これで更にシート内に異物の侵入を防ぎやすくなりました。



高周波キルトという圧着方法で作りました。


水に強いポリエステル製、耐久性の高い210Dオックスフォード生地を使用しています。
薄めの帆布のような硬さでしっかりしています。手触りはサラサラで蒸れたりべたついたりしませんでした。

高周波キルト 表面はサラッとして快適

これは素材に高周波を与え、溶かし張り合わせる高度な熱処理加工です。
縫い目がないので内部の素材が出てきたり、糸がほつれたりということが起きにくいです。



裏面は黒


裏面は黒

モスグリーンもベージュも、裏は共通で黒になっています。 表地の生地より少しツヤがあり、化繊ぽさを感じました。



落ち着いた色だから誰でも使いやすい


性別・年齢に関係なく誰でも使いやすい

ハデな色や柄だと、自分のものとすぐ分かるのは便利ですが目がチカチカしたり、飽きがきたりします。
モスグリーンとベージュの無地は、性別・年齢に関係なく、誰が使っていても違和感がありません。
アースカラーなので、屋外で使用しても自然の風景に溶け込みます。
また、キャンプ時のテント内に敷くシートや、室内でマットとして敷いても落ち着いた雰囲気で使いやすいです。



片づけ・収納が簡単、携帯性も〇


収納しやすい

収納袋のサイズに余裕を持たせたので、シートをぎゅうぎゅうに畳まなくても楽に片づけができます。
しっかりした生地と大きさの為、重量は1.3kgと多少ありますが、ハーネス/収納袋2WAYでの持ち運びができるので重く感じることもなく携帯性も良かったです。



ササっと楽にしまえます。



湿った状態で使ってみた

9月の下旬、駐車場にて地面が湿った状態(4Lの水をジョウロで散水)で約3時間、様子を観察しました。真ん中に30キロ分のダンベルを置きました。

湿った状態 直後
湿った状態 3時間後

敷いた直後も3時間後も、水気が表まで染みてくるということはありませんでした。シミも汚れも確認できませんでした。



洗ってみた

地面に敷くものだから、長く使うことで土や飲食物の汚れもできることと思います。
撥水加工済なので、サッと拭けば汚れは落ちますが、雨で汚れたりしたら丸洗いしたくなりますよね。
今回は家庭の洗面台で水でザブザブと手洗いして観察してみました。

型崩れや色落ちは?


洗濯前後 照明の関係でツヤが落ちたように見えますが、風合いは変わりませんでした。

乾燥後、色落ちは感じませんでした。
型崩れもありませんでしたが、サイズが少し縮みました。

重ねてみると少し縮みました

ベージュが新品、モスグリーンが手洗い後のアウトドアシートを重ねてみました。 少し縮みましたが、使用に問題が出るほどではないと思います。



ほかのシートと比べてみた

値段も厚さも機能性もピンキリなアウトドアシート。
手持ちの、他の2種類と使い比べてみました。
場所は石や雑草、枝などがワイルドな、弊社駐車場。真夏にがんばりました。
※比較実験の為に今回はわざとゴツゴツしたワイルドな場所で使用しましたが、普段のシート使用の際は、尖ったもの(石や木の枝、ペットの爪など)が刺さらないようにご注意ください。

3種類のスペックはこんなかんじ


比較1 大きさの違い

比較2 収納後の大きさの違い。スタッフ身長 : 約163cm

比較3 表と裏の違い

A : 薄いシート


撥水性 薄いシート 撥水性はありますが、繊維の密度が低く持続しません。じわじわと染みてきます。

薄いシート

厚さは1ミリ以下。
普段は荷物置き場として使っている100均のシート。ペラペラでクッションも無し。
座ると地面の熱を感じました。暑い・・・。
そして石や枝などがダイレクトに感じられて、座るとお尻や足の裏が痛いです。 やはりこれは人用ではなく、荷物用にしたいところ。
撥水性はありすぐに拭けば問題ないですが、時間と共に繊維の間からじわじわと染みてきました。薄いので染みてきたら即お尻は濡れますね。これだと朝露や雨上がりなどはNGです。
快適とは言えませんが、薄く軽いので超コンパクト。携帯性は抜群なのでサブ用として手放せません。



B : 厚めシート


撥水性 厚めシート 表側は撥水性なし、裏側は撥水性あり。

厚めシート

厚さは4ミリ。
クッション性があり、表面は布でモコモコしています。
表面の撥水性は無く、水分は染みます。
雨が降ってきたり、飲み物や食べ物をこぼしたら大変・・・。裏面は撥水されていて地面の湿気なら防げそうです。
座ると地面の熱はあまり感じず、クッションのおかげでお尻も足の裏も痛くありませんでした。
重さは軽いのですが、畳むとサイズの割には大き目になり、Cのアウトドアシートと同じくらいになりました。
雨のかからない場所なら快適に使えますが、撥水性(表面)と携帯性がNGなのが残念。



C : 本商品


撥水性 本商品 両面とも撥水加工あり。完全防水ではありませんがしっかりしたキルト生地なので朝露くらいなら大丈夫そうです。

本商品

厚さは2.5~3ミリ。
Bほどのクッション性はありませんが、キルトでしっかりした素材なので地面の熱は感じませんでした。
お尻も足の裏も、Bと同じくらいで痛みというほどには感じません。異物感は感じました。 表面も裏面も撥水加工され、水をこぼしてもすぐに拭けば大丈夫でした。ただ、水をこぼしたまま放置すると、時間と共にじわじわと染みてきます。(完全防水ではありません。ぬかるみの上などで使用しないでください。)

大判なので重さは1.3kg。畳むとそれなりの大きさにはなりますが、収納袋やハーネスが付属しているので重いということもなく、持ち運びはしやすいです。
ペグで止められるのは本商品だけでした。

草が付きにくい

畳むときに、Bは表布の繊維がフワフワしている為か草や土、砂が付くと取れにくくバサバサと振っても付いたまま。厚みもあるので、畳みにくかったです。
それに対し、Cはサラッとした生地なので草や土がつきにくく、パッと畳めてノーストレスでした。



比較表

Cの本商品はNGが無くバランスに優れたシートなのがわかりました。
大きくしっかりした生地なのでやや重さはありますが、ハーネスや収納袋があり持ち運びしやすいです。
特に虫や砂の侵入しずらさは優秀でした。

まとめ

今回は実際にアウトドアシートを使ったり、水洗いしてみたり、他シートと比較してみました。

・荷物置き場としてや、ひたすら軽さと薄さが重要なら100均で充分

・小さいお子様が居て、多少場所をとってもふんわりと柔らかい使い心地を重視するなら、クッション入りの厚めのシートが〇

・ライシンのアウトドアシートは、大人4人くらいまでなら楽に座れて、持ち運びしやすく携帯性・クッション性が良い。日常のレジャー、行事、本格的アウトドアまで、1つあればすべてに対応可能
使いたいシーンに合わせて、アウトドアシートを選んでみましょう。

私は今までアウトドア大好きという訳ではなかったので、実際に使うのはピクニックや運動会、遠足など子供とのお出かけ系でした。
比較的、芝生などの整備された場所で使うことが多かったので、100均の薄いので十分では?という認識でした。

でも、アウトドアなどワイルドな場所で使うとなると、なるべく携帯性がよく、虫や砂などの異物の侵入がしずらく、汚れに強い、痛くないというのが重要になります。
1つでもNGな部分があると、アウトドアでは厳しいと思います。
その点、今回のアウトドアシートはNGな点がなく、オールマイティに使えることがわかりました。

キルトでサラッとした手触りで落ち着いたデザインなので、
室内用のマットとして使うなら、
・インテリアとして
・防寒や防音として
普段の生活で使っても良いですね。

アウトドアで使うなら、
・テント内のマット
・海・川やプール遊び
・お花見
・運動会や部活動、サークル活動
・フリーマーケットなどのイベント用
・防災用
・公園遊び
・ピクニック
・遠足
・写真や動画撮影時の休憩、荷物場所として
など多岐にわたってお使いいただけます。

これから新しく大判のアウトドアシートを購入したいという方におすすめです。




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