トレーニンググローブって何のためにあるの?どう使うの?
ライシンのトレーニンググローブを作るにあたって、担当者は何種類もの他社のトレーニンググローブを購入し、クッションの厚さや素材、使いやすさを比較したそうです。
トレーニンググローブは私のような初心者にはまだ早いアイテムかと思っていたので、なぜトレーニンググローブを使うのかという
、基本から教わりました。
・摩擦の多い手のひらを守り
・適度に滑り止め・汗止めをしてくれる
・手首を固定できるタイプなら、手首のサポートができる
・やる気をアップさせる
のがトレーニンググローブを使うメリットだそう。
トレーニングの種類や用途により、滑り止めが強くグリップ力の高いものから、手のひらの保護に重点を置いたものまで、多種多様。
初心者から使用OKで、使い方はトレーニング前に装着するだけでとても簡単ということでした。
多種多様だからこそ、着脱しやすくするにはどの形がいいか?グリップ力の強弱はどれくらいにするか?など、社内で試行錯誤して、ようやく完成したのが今回のライシンのトレーニンググローブなんですね。
新発売のトレーニンググローブはこんなかんじです!
「指なしのハーフ」と「指ありのオール」が発売されました
薄くて伸びる・軽い
手の甲側は、スイムウェアのような薄く伸縮性の高い素材
私はSサイズを使用しました。
ハーフタイプ(S)はたったの17g! オールタイプ(S)も21gの軽さです。
手にピタッとフィットし、軽く、動きを邪魔しないので、違和感なくトレーニングに集中できそうです。
手のひらを保護する(マメができにくい)。適度な滑り止め
フェイクスエードなので、滑りにくい
手の甲側が薄い素材で伸縮性が高いのに対して、手のひら側はフェイクスエード素材で、かつ厚さ約7ミリのクッションが入っています。
ダンベルやマシントレーニングを素手ですると、グリップのギザギザの加工により手のひらがヒリヒリすることがありますね。
無理して続けるとマメができたり、手のひらが荒れてしまう原因にもなります。
また真冬だと金属の持ち手が冷たい場合も。
これくらいの厚さで柔らかめのクッションなら、グリップが太くなるような違和感なしに、刺激や摩擦から手のひらはしっかり守ってくれそうです。
そして、このクッションは人間工学により使いやすく計算された厚さ・配置になっているのだそう。期待が膨らみます。
汗止め
親指部分はタオル地になっていて、トレーニング中にサッと汗を拭くことができます。もちろん使用後洗濯OKです。
着脱しやすい
ハーフタイプのこの輪っか、何のためにあるかわかります?
ここを持って引っ張ると、一瞬で手から外すことができるんですよ。
そんなの必要?って思う方もいらっしゃるでしょう。
トレーニング終わりって汗だくだから、ウェアもグローブも手にビタッとくっつくんです!
外すときに裏返ったりするんです!
この輪っかを引っ張るだけでスポッと皮を剥いたように外せるのは気持ち良いですよ~!ぜひ試してみて欲しいです!
ライシン トレーニンググローブ ハーフの着脱動画
他にも、細かい部分にこだわりが見受けられました!例えば・・・
痛くない面ファスナー
面ファスナーの片側ってチクチクしていて、タオルやウェアに引っかかってイラッとする事ありませんか。
私はあります!
このグローブの面ファスナーは両側ともなめらかな素材なんです。地味に良い!
品質表示のタグカバー
ガシガシとマシントレーニングしてたのに。
手首から品質表示タグがベロっと出てた~!!
別に赤面ってほどじゃないんですが!
でも!
ほんの少しだけカッコつけてたのにぃッ!
ていうことが防げる、フェイクスエードのタグカバー付き。
これがあるおかげで外側にタグが飛び出すことも、グローブの中でグチャグチャになることも減らせます。
これも、地味に良い。
スマホ操作OK
目立つ色にしていないので分かりにくいのですが・・・
オールタイプの親指・人差し指は導電素材なんです。
なので、スマホやタブレットの操作OKです。
これ、オールタイプを購入する時の必須項目としてチェックしている方、多いのではないでしょうか。
トレーニング中にタイマーをかけたり、音楽を聞いたり、自分のトレーニングフォームを写真や動画で撮る時にグローブの着脱なしですぐ操作できるのは良いですね。
手首を固定しないから、いろいろな使い方がある。
重量を持ち上げるトレーニングだと、手首を傷めないために固定できるグローブがおすすめです。
しかし、手首を動かすようなトレーニングには不向きなので、使い方が限定されてしまうのがネックでした。
そんなときは、ライシンのトレーニンググローブに手首を固定し補助するリストラップを「重ね付け」して使うという方法もあります。
また、トレーニング中はスマートウォッチをつけて心拍数や消費カロリーを記録している方も増えました。
普段のジム通いでトレーニンググローブを使っているスタッフによると、手首を固定しないトレーニンググローブは、スマートウォッチと重ね付けしても干渉しないところがポイント高いそうです。
ライシンのトレーニンググローブは、手首を固定しないので使い心地は軽いのに手のひらはしっかりと保護してくれるので、筋トレ・ジムトレ以外にも
・自転車や車の運転
・ハイキングや登山
・車いす競技
・e-スポーツ
・チューブ(バンド)トレーニング
など使い方は多岐にわたります。
登山やハイキングでトレッキングポール(ストック)を使うときにもピッタリです。
手のひらのクッションが丁度良く、滑り止めと手のひら保護をしてくれます。
トレーニングバンドを使う時にもおすすめです。
モチベーションアップ
はい、見たかんじ、格好いい。
筋トレしてても、自転車乗っていても、運転してても、走っても、山に登っても、グローブしてたら格好いい。
さぁ、やるぞ!って気持ちが上向きになる!
モチベーション上げて、気持ちよくトレーニングできるなら、格好いいは正義です!
見た目から入ることも良いと思いますよ。
トレーニンググローブはパワーグリップとどう違うの?
パワーグリップはウエイトトレーニングに特化
以前からライシンで取り扱っているパワーグリップは、ウェイトトレーニングにおいて
・手首サポート
・握力サポート
・手のひら保護
をすることができます。
同じ負荷をかけても、パワーグリップは手首で固定・サポートするので、ベンチプレス系の種目で負荷がより軽減されるかんじを受けました。
手のひらの保護に関しては、パワーグリップもトレーニンググローブも同様に守られている感じがしました。
パワーグリップは、PU、本革、スエードと3種類ありますが、今回はトレーニンググローブのフェイクスエード素材に合わせて、スエードタイプで比較しました。
パワーグリップは、グローブというよりは腕に巻くサポーターに大きなベロが付いた形状です。
他の種目や用途には不向きだと思います。
吸水性はなく、水洗いもNGなので、トレーニンググローブとは方向性が違うつくりと言えるでしょう。
ウェイトトレーニングに関しては、パワーグリップが特化しているので、トレーニンググローブとは用途を使い分けるのが良いと思います。
トレーニンググローブ使ってみた!
今回使ってみるのは、
・素手
・ライシンのハーフタイプ
・ライシンのオールタイプ
・他社の(滑り止めの強い)ハーフタイプ
・他社の(指先の滑り止めの強い)オールタイプ
これを、ダンベルトレーニング、マシントレーニング、自転車の運転、車の運転で着用し比較してみました。
ダンベルトレーニング
シャフトにローレット加工(ギザギザの加工)がしてあるフレックスベルで試しました。
手のひら保護、手首の負荷軽減、グリップ力など重視する点が多数。
フレックスベルを使いました
・素手
手のひらに刺激を感じる。
また、冬の寒い時期に試したので、シャフトが冷え冷え。数回で辛い状態に・・・。
・ライシン ハーフ
手のひらは痛くない。指先は出ているのでグリップ力は普通。
・他社 ハーフ
グリップが効いていて滑らないし痛くない。少し厚みがあるからか、私はシャフトがいつもより太く感じた。
・ライシン オール
手のひら保護は問題ない。手にピタッとフィットして気持ちがいい。グリップ力は普通だが、ライシンハーフよりは若干弱い。
・他社 オール
手のひら保護は問題ない。グリップ力は普通だが、ライシンハーフよりは若干弱い。素材のせいなのか、トレーニング中に縫い目の当たりが少し気になる。
これはプロバーベルでやったとき
フレックスベルやプロバーベルなどのローレット加工のあるシャフトでしばらくトレーニングをしていると、ライシンのトレーニンググローブのフェイクスエード素材が削れて黒い繊維が少し出ました。手のひらを保護してくれているので良いのですが、気になる方もいるかもしれませんね。
ダンベルトレーニングでは、
・手のひらの保護
・グリップ力
に注目して選ぶのが良さそうです。指先でシャフトを握っているかんじを得られやすいので、個人的にはハーフが向いていると思いました。
マシントレーニング
マシンによるけれど、持ち手自体にクッションがあるものが多いので、手のひら保護よりも、グリップ力重視。
ホームジム系のマシンでチェストプレスをして着用。
・素手
素手でも痛さはほぼない。
・ライシン ハーフ
指先が出ているのでグリップできる。グリップ力は普通。手のひらに汗をかいた時に吸収してくれるので良い。
・他社 ハーフ
グリップ力がとても強い。全く滑らないのでトレーニングしやすい。私は手首の固定は邪魔に感じた。
・ライシン オール
ハーフに比べると少し滑る。
・他社 オール
指先の滑り止めはグリップするが、手のひらは滑るので生地が溜まってくるかんじ。
マシントレーニングでは、持ち手が柔らかい素材のことが多いので、手のひらの保護よりも
・グリップ力
に注目して選ぶのが良さそうです。オールだと、滑り止めの関係で手のひら側に布が引っ張られてちょっとゴワゴワして気持ち悪かったです。
個人的にはマシントレーニングでもハーフが好みでした。
自転車の運転
サイクリンググローブとして使用。地面からの衝撃を軽減したり、手のひらの汗の吸収が期待できます。
・素手
特に何も感じない。いつも通り。
・ライシン ハーフ
指先が開いているのでブレーキしやすい。手のひらに汗をかいた時に吸収してくれるので良い。
・他社 ハーフ
グリップ力が強い。手首の固定が邪魔に感じた。
・ライシン オール
ピタッとフィットしているので、動きを邪魔しない。
・他社 オール
指先の滑り止めが効いていて、少ない力でブレーキを引きやすい。
自転車の運転では、今まで素手でも不便は感じなかったのですが、実際に使ってみると結構快適でした。
・手のひら保護
・指先のグリップ力
に注目して選ぶのが良さそうです。ブレーキをかける時に、指先に滑り止めがあるととても少ない力ですみました。ハーフは冬は指先が寒いけれど、夏は良さそう。ハーフとオールを季節によって使い分けるのが良さそうです。
車の運転
ドライビンググローブとして使用。運転してます感があって、ワクワクします。ハンドルのグリップ感が重要ですが、何よりも安全第一!
・素手
特に滑るわけでもなく普通。手のひらに汗をかいたときにちょっと気になる。紫外線も気になる。(普段の運転はUVカットアームカバーを使用しているので)
・ライシン ハーフ
指先でグリップ。手のひらも程よいグリップ。ハンドル操作がしやすい。
・他社 ハーフ
滑り止めが強すぎて、ハンドルを切った後の「戻り」で手が弾かれてしまう。ハンドルが掴めなくなるので危険。手首の固定も邪魔に感じる。車の運転にはおすすめしない。
・ライシン オール
普通。程よいグリップ。
・他社 オール
指先の滑り止めと手のひらの程よいグリップが丁度良い。
車の運転では、グリップ力の強さが裏目に出ました。
・グリップ力の強さ
・滑り止めの位置
に注目して選ぶのが良さそうです。手のひら全面に滑り止めがある場合は、運転時に大変危険なので避けましょう。
ハーフが手軽で良く感じたけれど、自転車と同じで、季節により暑い寒いという心配もありそうなので、季節によってハーフとオールを使い分けてもよさそう。
使ってみた素直な感想
先程と同様に、素手+4つのトレーニンググローブをスタッフに実際に試してもらい表にしてみました。
少しづつ違うから、好みのものを探して欲しい
ジムではグローブは使っていないので、今回試してみて、ちょっとした違いで使いやすさや動きやすさが変わって面白かった。
ダンベルはギザギザ感が指先で感じられるハーフが好み。ロングはどちらもグリップに不安を感じたし、他社ロングは特に手のひら側のクッションの段差が気になった。
マシントレーニングでは、グリップの強い他社ハーフが◎。ライシンのはハーフ・ロングとも普通なかんじ。
自転車は正直どれも良いので、滑り止めの位置や見た目の好みの問題だと思う。
車は、他社ハーフはハンドルがコントロールできなくなるのでとても危険。使ってみるまで気が付かななかったから、目からウロコ!
トータルでライシンのトレーニンググローブは、何かに突出してない(着脱やスマホOKなど使いやすさはとても良いよ)から、何にでも使えると感じた。
自分で購入するとしたら、ハーフのどちらかが好み。手首の固定はいらないからライシンのハーフかな~。
普段からライシンのハーフ使ってます!
ジムではライシンのハーフを使っています。
これ、着脱がとっても楽なんですよ。軽くて薄いので荷物にならないのもいいですね。
実際手のひらのマメやタコが出来たのが気になって使い始めましたが、改善されました。
ネイルをしていても、手のひらがマメだらけだとテンション下がるので、グローブの使用を強くおすすめします!
グローブの大きさですが、少し大きめのつくりに感じます。
手の大きめな女性で、Sのサイズ感です。
手が小さい~普通サイズの女性だとSでも大きく感じると思います。
トレーニンググローブはフィットさせて使ったほうが良いので、個人的には女性やキッズ向けに、XXS~XSサイズの販売があったらいいなと思います。
使いやすさと金額的なコスパが良いので、買い替えるときもまたライシンのハーフを買うと思います。
使った人
エイジ
(男性・50代)
学生時代の部活:
剣道部
趣味・好きなもの:
旅行