適合商品はどれ?
まずはどのダンベルが使えるのか見てみましょう。
フレックスベル(2kg刻み)、プロバーベルが対象です。
フレックスベル(4kg刻み)、メタルダンベル(2020、2024年モデル)は不適合となりますのでご注意ください。お手持ちのダンベルはいかがでしょうか。
特別注文したバーベルシャフトの特長とは?
今回、ライシンで特別注文したバーベルシャフトですが、どんなところにこだわったのか特長を見てみましょう。
最大120kg(シャフト込み)
トレーニーのあこがれ。「100kgを上げたい!」
そのためにバーベルシャフト(5.5kg)を引くと両手で114.5kg。片側57.25kgまでの重量に耐えられるシャフトを作りました。
強度にこだわった構造と素材
100kgオーバーに耐える為、強度にはこだわりました。
炭素鋼を継ぎ目がない形状でシャフトに成形しました。溶接がないので極めて折れにくい造りになっています。
家庭用に特化した大きさ、2タイプ
ジムにある大きさだと家庭では大きすぎて取り回ししにくい為、家庭用に一回り小さくしました。
150cmとコンパクトで、収納場所もとりません。
ベーシックなストレートタイプと、手首に負担をかけないEZタイプがあります。
この写真のように、プロバーベル32.5kg×2台とバーベルシャフトなら、50cm四方のスペースと150cmの棒が置ける場所さえあれば大丈夫です。(下に敷いてあるのはライシンのゴムマット厚さ2.5cmです。1枚が縦横50cmの大きさです。)
安全性を考えたパーツ
耐久性のあるパーツを使用し、破損や脱落を防ぎ安全にトレーニングが出来るようにしました。
使ってみた
では、いってみましょう。
ストレートとEZのシャフトを持つとこんなかんじです。
スタッフ身長:約163cm
ずっしりとしています。
シャフトだけで1本5.5kgあります。壁にぶつけたら穴が空きそうです。
プレートを付けずに、シャフトだけで自重トレーニングも出来ます。
後の説明が分かりやすいよう、外側の平らなプレートに目印を付けておきます。
ダンベル2台をバーベルに組む場合、
・1台目を片側にまとめて付ける方法
・左右に分けて付ける方法
があります。
今回は取り付けやすさ重視して、後者(ダンベルの左右のプレートを右は右側に、左は左側に分けて組む)がやりやすいのでおすすめします。
【フレックスベル 36kg】ダンベル2台をバーベルにしてみよう
では実際にフレックスベル36kgを2台、バーベルシャフトに取り付けてみましょう。
ストレートと36kg×2台
1台目の右を、バーベルシャフトの右に取り付けます。向きはそのまま、外側プレートが外向きです。
緩衝ゴム、プレート、緩衝ゴム、スクリューカラー、ボルト、スプリングカラーの順に取り付けます。
これで1台目の片方のプレートだけ取り付けられました。
同様に反対側もプレートを取り付けます。これで1台目が取り付けられました。
作業する際は、床を傷つけない為に何かしら保護するものを敷くのが望ましいです。
今回、ライシンのゴムマットの上で作業した時、プレート増減の際にうまく滑らず作業がしづらいと感じました。
トレーニングエリアをゴムマット敷きの床にしている方も多いと思います。
滑りを良くするために、1畳分くらいの板があると良いかもしれません。
床の傷対策、皆さんもいろいろと試してみていただければと思います。
2台目を取り付けていきます。
外側プレート同士が合わさるよう、反転させてバーベルシャフトに通します。
1台目と同様に、緩衝ゴム、スクリューカラー、ボルト、スプリングカラーの順に取り付け固定します。
反対側も同様に外側プレート同士が合わさるよう、反転させてバーベルシャフトに通して取り付けます。
これで2台目が取り付けられました。
簡単に取り付けることができましたね。
これでゴムマットを下に敷けば、トレーニングを始められます。
【プロバーベル 32.5kg】ダンベル2台をバーベルにしてみよう
フレックスベルと同じ方法になりますが、プロバーベルを2台をバーベルシャフトに取り付けてみました。
ストレートと32.5kg×2台
フレックスベルはプレートが自立してくれましたが、プロバーベルはプレートが薄い為、倒れてくることが多かったです。
ちょっとした違いですが、取り付けやすさはフレックスベルの方がやりやすいと感じました。
緩衝ゴム、プレート、緩衝ゴム、スクリューカラー、ボルト、スプリングカラーの順に取り付けます。
1台目の片方が取り付けられました。
反対側も同様に取り付けます。これで1台目が取り付けられました。
2台目のプレートは外側同士が合わさるよう、反転させてバーベルシャフトに通します。
これで2台目の片方が取り付けられました。
同様に2台目の反対側も取り付けます。これで2台目が取り付けられました。
【共通】プレート増減
ブロック状になったプレートをバーベルシャフトから外し、増減をします。
プレートを追加する時は、これくらいシャフトギリギリまで移動してプレートを増やしていくとスムーズです。
プロバーベルも同様です。
重量を変更するには、プレートを一塊で一旦外したり、ずらしたりしてから増減を行う必要があるんです。
ワンタッチで重量変更できる「可変式ダンベル」に慣れている環境だと、ちょっと昔を思い出してしまうかんじですね。
とはいえ、こんなに手軽にダンベルからバーベルに転用できるとは驚きです。
ライシンだから試してみた
このバーベルシャフトは、フレックスベルもプロバーベルも 最大で約4台取り付けることができます。
普段フレックスベルやプロバーベルでトレーニングされている方で、2台以上所持されている方は少ないと思いますがどうでしょうか。
ライシンには沢山のダンベルがありますので、ここではそれぞれの最大重量や組み合わせを試してみました。
フレックスベル36kg、32kg、プロバーベル41.5kg、32.5kg。
こんなにたくさんのダンベル、個人ではなかなか見られない光景です。
【フレックスベル 36kg×4台】最大重量プレート48枚で組んでみた
36kg×4台
フレックスベル36kgを4台所持している者だけが出来る、贅沢な組み合わせ。
それでは始めていきましょう。
このバーベルシャフト(ストレート)1本で、ダンベル4台分のプレートを支えきれるのでしょうか。
うわ~・・・これは・・・ヘンタイですね(褒めてる)
どど~ん!すごい迫力です。
4台分は伊達じゃない。プレート部分が長い!
シャフト含めて101.5kgです。
500mlのペットボトルを隣に置いてみました。デカさが伝わるでしょうか。
人が持ってみるとこんなサイズ感。
はい、もちろん全く持ち上がらずです。
プレート部分の幅が片方だけで34cm!
シャフトの端から5cm以上の余裕もあります。
せっかく4台組み上げたので、実際に持ち上げてみて大丈夫なのか、シャフトのしなり具合はどうなのかを見てみたいですよね。
100kgオーバーなのでなかなか持ち上げられるスタッフを見つけるのは難しかったのですが。
弊社の力持ちにお願いしました。
では!張りきって参りましょう!どうぞ!
101.5kgを持ってます。
初見で「何これ、デッ・・・・カ・・・」とドン引かれましたが、やってくれました。素晴らしいですね。
シャフトのしなり具合はどうかというと、気持ちしなっている?という程度です。
100kgオーバーを耐えたシャフト。ブラボー。
そして、どんどん腕の血管が浮き上がって赤くなっていくスタッフ。申し訳ないです・・・。
今回はグローブやパワーグリップ無しで持ち上げたので、「痛い・・・指が・・・ちぎれそう」との事でした。
挑戦する方は手のひらを守って下さいね。
【プロバーベル 41.5kg×2台/32.5kg×2台】最大重量プレート76枚で組んでみた
41.5kg×2台、32.5kg×2台
プロバーベルは、フレックスベルと違い、重さの違う種類であってもプレートの大きさが全て同じです。
そのため、23.5kg、32.5kg、41.5kg、どの組み合わせでも取り付けることが可能です。
また、フレックスベルよりもプレートが薄いのでMAX76枚と、より沢山取り付ける事ができます。
フレックスベルと比べると、プロバーベルは数台分のプレートが倒れてくるのでちょっと気を使います。
4台目は片側3枚ずつ省きます
3台目は外側プレートは取り付けません。
4台目も外側プレートと中央プレート2枚の片側合計3枚、両側合計6枚は取り付けません。
これで76枚、シャフト含めて合計119.5kgになります。プロバーベルだと枚数の多さが際立ちます。
こちらもサイズ感を伝えるために、500mlペットボトルを横に置いてみました。
フレックスベルと比べるとプレート部分の長さは少な目。色もシルバーなので圧迫感も少な目です。
人が持ってみるとこんなサイズ感です。やっぱりデカいです。
違う種類のダンベルを組み合わせるとどうなるの?【2台×2台】
では、フレックスベル同士の違う重量2台×2台、フレックスベルとプロバーベル2台×2台だとどうなるのか試してみましょう。
1台目と2台目は同種類なので問題なく取り付けられますが、問題は3台目でした。
2台目のツメに3台目のツメを引っ掛けなければいけませんが、プレートの大きさが違います。
穴の位置がずれてバーベルシャフトが通りません。
ツメを引っ掛けなければ入りますが、隙間が空いてしまいしっかりと固定できません。
これでは安全性に問題があるので、取り付け不可です。
フレックスベルとプロバーベルのプレートも大きさが違うので、2台×2台は取り付け不可です。
違う種類のダンベルを組み合わせるとどうなるの?【1台×1~2台】
これまでの取り付けのパターンでお分かりかもしれません。
それなら1台目と2台目は背中合わせでツメを引っ掛ける必要がないはず。違う種類のダンベルでも取り付けられるんじゃないの?と思いますよね。
出来るか出来ないかで言えば、取り付けられます。
1台目、2~3台目で区切れば取り付けられるのですが、その場合はどうなるのか。
次の写真を見てみましょう。
小さいプレートの方が浮いてしまい、大きいプレートに全重量が掛かるようになります。
そうなると、大きいプレートに負荷がかかり過ぎて破損する可能性が出てきてしまいます。
ライシンとしては、これは想定した使用法ではないのでおすすめできません。
注意する事
シャフトは平行に差し込む
左右同重量で組む
プレートを付ける時は、左右同重量(片方57.25kgまで)になるようにしてください。
左右が違う重量だと、取り扱いしにくく破損やケガの原因になります。
両端5cm以上残す
プレートの向きに注意
バーベルシャフトの長さが短め
スタッフ身長:181cm
スタッフ身長:163cm
トレーニング種目により変わりますが、腰より上に持ち上げるような種目やベンチプレス系だと、長さが気になる方もいるかもしれません。
セーフティバー(スタンド)がない
今回はバーベルシャフトのみの発売になりました。
そのため、残念ながらベンチに寝そべってするベンチプレス系のトレーニングは、余裕のある重量でしてください。
せっかく100kgオーバーを自宅で持ち上げるチャンスだったのに残念ですが、安全には代えられません。
そんなわけで、若干の制限が出来てしまいましたがセーフティバー無しでもできるトレーニングを調べてみました。
特に部位別でいえば
胸
・バーベルプルオーバー
背中
・デッドリフト
・ハックリフト
・ベントオーバーローイング
腕
・バーベルカール
・リストカール
・リバースカール
・バーベルフロントレイズ
・アップライトローイング
脚、尻
・フロントスクワット
・ザーチャースクワット
・バーベルランジ
・バーベルヒップスラスト
セーフティバー無しでも持ち上げるトレーニングはこんなにたくさんありました。
安全にケガをすることなくトレーニングを楽しんでいただきたいと思います。
番外編【ARデータ】
フレックスベル4台を取り付けたバーベル、あなたの部屋に置いたらこんなかんじ !
地味に好評を頂いているので、今回もバーベルシャフトにフレックスベル4台(最大重量プレート48枚)を取り付けたものを3Dスキャン、ARデータを作ってみました。
IPHONEで下記データを見てみると、ARとして自室に置いてイメージをつかむことができます。
興味のある方は、このデカさをぜひ試してみてください。
カメラが起動しますので、置きたい場所に向けて、レンズを動かしてみてください。
ドラッグで動かしたり、角度を変えたりできます。
※どうしても数センチの誤差は発生してしまいますので、イメージをつかむためにご利用ください。